「あのファイル、どこに保存したっけ?」
そんなふうにパソコンの中を右往左往して、時間がどんどん過ぎていく――。思い当たる方も多いのではないでしょうか。
私も以前は、似たような名前のフォルダがたくさんあって、「最新版はどれ?」「一番右上に出てたやつ…」と記憶を頼りに探しては、地味に消耗していました。
でもあるとき、「迷わない仕組み」を作るだけで、ファイル探しのストレスがぐっと減ることに気づいたんです。
今回は、ファイル整理のコツ、検索時短ワザ、すぐ開けるショートカット設定まで、今日からできる“迷子防止術”をご紹介します。
フォルダは「プロジェクト」「用途」ごとに分ける
ひとつのフォルダに、あれもこれも放り込んでいませんか?
おすすめは、目的ごとにフォルダを分けること。たとえば:
- 企画書 →
Documents/Projects/2025_企画書
- 会議資料 →
Documents/Meetings/定例_0601
- ブログ記事 →
Documents/Blog/2025/06_記事案
特にポイントなのは、日付やプロジェクト名をファイル名・フォルダ名に入れること。パッと見ただけで内容が思い出せると、迷子になる回数が減ります。
「お気に入り」に登録して、すぐ開けるように
エクスプローラーの左側にある「クイックアクセス」や「よく使うフォルダ」は右クリック→ピン留めで手動登録できます。
例えば「作業中の案件フォルダ」「仮置き用一時フォルダ」をピン留めしておけば、いつも同じ場所からすぐアクセスできます。
検索を使いこなす!便利な記号と条件
どうしても見つからないときは、検索窓からの操作が便利。でも、「何も考えず検索」だと結果が多すぎて逆に混乱します。
そんなときは、次のような検索フィルターを使ってみてください:
*.xlsx
→ Excelファイルだけ表示名前:見積 AND 日付:今週
→ 「見積」を含む今週作成のファイルサイズ:10MB..20MB
→ 10MBから20MBのファイルだけを抽出
こうした絞り込み条件を使えば、一発で「これだ!」というファイルが見つかるようになります。
デスクトップは“仮置き”にしない
つい便利だからと、何でもデスクトップに置いていませんか?
デスクトップは「仮置き」に見えて、実は“迷子の温床”です。
おすすめは、1日1回だけでも「仮置き→本置き」の整理タイムを取ること。「仮」フォルダを作り、週末にまとめて整理するのもアリです。
ファイル名は“ルール化”するとラク
似たようなファイル名が並んでいると、どれが最新版かわからなくなりますよね。
たとえば以下のように命名ルールを決めておくと、混乱を防げます:
2025-0625_予算案_v1.xlsx
(日付+内容+バージョン)ブログ_ファイル整理_草稿2.docx
迷ったときは「自分以外の人が見ても意味がわかるか?」を目安にしましょう。
まとめ:探す時間を、使う時間へ
ファイルやフォルダを探す時間が減ると、そのぶん「作業する」「考える」「手を動かす」時間が増やせます。
完璧に整理しようとしなくても大丈夫。まずは、ひとつのフォルダを整えるだけでも、驚くほど気持ちがスッキリします。
パソコンの中も、“余白”があるとラクになる。
今日から少しずつ、「迷わない仕組み」、取り入れてみませんか?